�D　超新星爆発　（余談）
							戻る				次へ
	超新星爆発の　ニュートリノを日本で観測
			私達の銀河系に一番近い銀河　大マゼラン雲で、１９８７年 ２月超新星爆発が起こり、世界中で非常に詳しい観測ができ ました。 　大マゼラン雲は、日本からは見えない南半球にありますが、 実は、岐阜県の神岡で古い坑道に設置された　ニュートリノと 言う素粒子の観測装置で　画期的な観測が行われました。 　超新星の爆発が、光で観測される３時間前、この装置で １１個のニュートリノを検出しました。 　これは、爆発で発生したニュートリノが、光より早く放出され 地球の中を貫通して、日本まで届いたことになります。 　最近では、高性能のＣＣＤカメラや観測機器を使って多数の 銀河を観測し、たくさんの超新星が発見されています。 　超新星爆発の早期発見により、その光度の変化から、その 星の距離が正確に測れることから、宇宙の年齢や宇宙の膨張が 永久に続くかどうかと言う大論争にも決着がつくのではないかと 期待されています。
				山陽新聞社「岡山のスターウオッチング」より